沖縄空手ユネスコ登録推進協議会
会長メッセージ
はいさい ぐすーよー ちゅーうがなびら
みなさん、こんにちは
沖縄空手ユネスコ登録推進協議会会長、沖縄県知事の玉城デニーです。
協議会を代表して一言御挨拶申し上げます。
沖縄が世界に誇る伝統文化である空手は、沖縄の独特な歴史・風土の中で育まれ今日まで大切に継承されてまいりました。
沖縄空手の特徴は、その神髄である型に秘められた奥深く洗練された技、そして、「空手に先手なし」、「人に打たれず、人を打たず、全て事なきを基とするなり」といった先人の言葉に表される礼節を重んじ平和を希求する精神性にあります。
沖縄では、地域に根ざした町道場に世代・性別の垣根なく様々な人々が集い、日々鍛錬に励んでいます。また、お祭やお祝いの席で演武が披露されたり、学校の授業に取り入れられるなど、空手は地域社会における人々の絆や連帯を強める役割を果たしています。
沖縄県では、沖縄空手の伝統文化としての価値を次世代に伝えていくとともに、「空手発祥の地・沖縄」を国内外に広く発信するため、沖縄伝統空手道振興会等の空手関係団体をはじめ、県議会や市町村、教育、文化・学術、経済・観光、メディアなど、県内の幅広い分野の関係機関・団体と連携し一丸となって、沖縄空手のユネスコ無形文化遺産登録を目指しています。
ユネスコ無形文化遺産への登録は、沖縄空手の将来にわたる保存・継承と普及・啓発に寄与するのみならず、空手を通じた交流の拡大により、地域社会の発展や世界の平和文化創造に貢献するものであると考えています。
沖縄発祥の空手は、世界へと広がり、現在、世界で1億3千万人もの愛好家がいるといわれ、オリンピック種目にも採用さています。
沖縄空手のユネスコ無形文化遺産登録という大きな目標を実現させるためには、沖縄県民の皆様はもとより、日本全国、さらには世界の空手を愛する多くの皆様と心を一つにして、気運を盛り上げていくことが何よりも大切です。
登録の実現に向けて、私達とともに取り組んでまいりましょう。
ゆたさるぐとぅ うにげーさびら
よろしくお願いいたします。
沖縄空手ユネスコ登録推進協議会会長
沖縄県知事 玉城デニー