調査票結果
- 地元での呼び方
- ※ハンジャ棒(波平棒) ※八月十五夜あしび 波平観月会~+G11旧暦8月15日 ※波平盆行事 ~ 旧暦7月16日
武術的身体表現の形態
- 武術的身体操作・表現の形態
- 波平盆行事波平観月会に、14種の組棒(組手)が継承継続し、ハンジャ棒・エイサーと組み合わせて演武します。
- 武術的身体操作・表現の分類
- ■型の演武(舞)がある ■対面での打ち合い等がある
時期・場所
- 行事が行われる期日(旧暦)
- ※波平盆行事~+G16旧暦7月16日 ※波平観月会~旧暦8月15日
- 上演の場所
- 波平東門(ナミヒラ アガリジョウ) 遊庭(アシビナー)
行事の目的・由来・伝承
- 行事の目的・伝播の仕方 (どのように伝承されるようになったか。)
- 盆行事と観月会に演武し、波平区民の五穀豊穣・健康長寿・子孫繁栄を祈願します。
- 中断・再興の時期とその理由
- 新型コロナ禍により、令和2年3年度は中止となりました。令和4年度から盆行事観月会を開催し、ハンジャ棒を奉納した。
- 武術的身体表現(「空手」「棒」等)にまつわる由来、伝承や民話、説話など
- 波平区のハンジャ棒は、約290年前、津堅アカナーと言う若者が当区に奉公し棒術を伝えたのが始まりとされている。
当該行事における意味
- 行事の中での演武(舞)の位置とその意味(戦前、戦後、復帰後の変化)
- ヤイ棒を先頭に列をなして棒チカイの若者、波平エイサー共に東門へ向かい、スーマチ(スー巻棒)で旗頭・大旗・小旗を走りまわり邪気を払います。 ※そのスーマチの中でハンジャ棒も演武します。
組織・指導者・伝承方法
- 組織
- 伝統芸能保存会の組織により、ハンジャ棒は継承・継続されている。子ども棒術クラブもあり、保存会の青年達が指導にあたっている。
- 組織の特化
- ■武術の部分は専門の師匠がいる
- 各組織の役割等(戦前、戦後、復帰後等の変化についても)
- 自治会の組織として伝統芸能保存会がおかれており、波平区の伝統芸能(ハンジャ棒・獅子舞・琉球波平舞踊)を継承されている。
- 指導者の氏名(さかのぼるまで)
- 伝統芸能保存会の指導者、先輩方から青年約20人。
- 出演者の状況・条件(年齢・性別/戦前・戦後・復帰後)
- 小学1年生~青年35歳までの約70人。
稽古の仕方、期間
- 稽古のスケジュール(戦前、戦後、復帰後等の変化についても)
- 盆行事3ヵ月前より練習を実施している。子ども棒術クラブは、毎週水曜日に練習を行っている。
- 稽古の場所(戦前、戦後、復帰後等の変化についても)
- 波平自治会・公民館(館内・駐車場等)で実施。
演舞(武)構成
- 演武(舞)構成 (芸態)(現状を含む)
- 今現在、ハンジャ棒14種が継承されており、2人三尺棒(3種)、2人六尺棒(3種)、2人三尺六尺(8種)がある。
- 集落以外での披露の有無
- ■集落以外(市町村内)で演武(舞)したことがある ■公民館やホールなど(市町村外)で演武(舞)したことがある
衣装・道具
- 衣裳・道具の名称と着方
- ※三尺棒~豆しぼり・ウッチャキ・ケハン ※六尺棒~紫帯・ウッチャキ・ケハン
- 衣裳・棒、他の用具の管理と時代の変化について(戦前、戦後、復帰後等の変化について)
- ※衣装は個人で持っている人もいます。 ※貸し衣装と用具等は、伝統芸能保存会で管理している。
- 衣裳・棒、他の用具の修繕や製作、購入の方法(担当、方法、経費など)
- 棒を購入して伝統芸能保存会役員・青年達を招集して加工している。衣装と用具等は古くなりしだい再購入となる。※経費は自治会より、年1回の補助金交付がある。
- 棒など用具の材質(戦前、戦後の変化)
- 堅い材木を選び加工して制作しております。
音楽
- 楽器の内容と呼称、各楽器の演奏者数と時代の変化について(戦前、戦後、復帰後など)
- ※ナイムン(楽器演奏名称) 人数 約10人※勝負鉦(ショウブガニ) ※太鼓 ※鉦(カニ) ※ホラ貝ボラ(ブラ)
- 楽曲(戦前、戦後の変化)
- 波平伝統のハンジャ棒ナイムンを鳴らし、演武します。ハンジャ棒演武時とスーマチ棒の時とナイムンが変わります。
課題
- 支援してもらいたいことや困っていること(今後の継承等課題等)
- 継承者育成と青年達の伝統芸能離れが今後心配である。今はまだ繋いでいる状況。
- コロナで影響を受けたこと
- コロナ禍により演武の場が中止となり、練習も無くハンジャ棒は組手でもあることから、再度演武者を招集するのが厳しくなった。
記録
- 文献、映像記録、古老の記録、プログラムや式次第など
- ■映像記録 ■古老の記録、メモ


