調査票結果
- 地元での呼び方
- 旗(ハタ)スガシーで兄弟棒(チョーデーボー)演武を行なう
武術的身体表現の形態
- 武術的身体操作・表現の形態
- ・荻道自治会と大城自治会代表による約束組棒(兄弟棒・チョーデーボー) ・「以前は、綱引き行事で炬火をたき、けんか棒を競い、弱い方は危険であった。」と記されている。(『大城の今昔』仲村栄春)
- 武術的身体操作・表現の分類
- ■型の演武(舞)がある ■対面での打ち合い等がある
時期・場所
- 行事が行われる期日(旧暦)
- ・8月14日(旧暦7月17日)年1回 ・令和4年度は、旗スガシーは中止となった。三役で拝所にウガンを実施。
- 上演の場所
- ・兄弟広場
行事の目的・由来・伝承
- 行事の目的・伝播の仕方 (どのように伝承されるようになったか。)
- ・年1回の旗スガシーは、荻道自治会と大城自治会の旗頭を各々組み立て、拝所を拝んだ後、両集落の境界である兄弟広場(チョーデーヒロバ)に集い、両集落代表により、約束組棒を披露する。事前には個による型、集団で披露する事もある。 ●住民の無病息災を願って隣接する字荻道と合同で行われている。(『北中城村歴史風致資産調査報告書‐旧跡‐』)
- 中断・再興の時期とその理由
- ・特になし。
- 武術的身体表現(「空手」「棒」等)にまつわる由来、伝承や民話、説話など
- ・以前はけんか棒と呼ばれ真剣に対決し、アザができる程であったと聞いている。現在では型と約束棒となっている。
組織・指導者・伝承方法
- 組織
- なし
- 各組織の役割等(戦前、戦後、復帰後等の変化についても)
- 不明。現在はなし
- 指導者の氏名(さかのぼるまで)
- 不明。現在はなし
- 出演者の状況・条件(年齢・性別/戦前・戦後・復帰後)
- 不明。現在はなし
稽古の仕方、期間
- 稽古のスケジュール(戦前、戦後、復帰後等の変化についても)
- ・不明。現在はなし。 ・2010年頃から地域の空手家から指導を受けて10日程練習し披露する。
- 稽古の場所(戦前、戦後、復帰後等の変化についても)
- ・近年は荻道・大城公民館。 ・以前については不明。
演舞(武)構成
- 演武(舞)構成 (芸態)(現状を含む)
- ・一人棒(個人形) ・二人棒(約束組棒)
- 集落以外での披露の有無
- ■集落のみでしか演武(舞)したことがない
衣装・道具
- 衣裳・道具の名称と着方
- ・現在、エイサー衣裳を使用。 ※別添参照
- 衣裳・棒、他の用具の管理と時代の変化について(戦前、戦後、復帰後等の変化について)
- ・個人による管理。
- 衣裳・棒、他の用具の修繕や製作、購入の方法(担当、方法、経費など)
- 個人による管理。
- 棒など用具の材質(戦前、戦後の変化)
- ※別添参照
音楽
- 楽器の内容と呼称、各楽器の演奏者数と時代の変化について(戦前、戦後、復帰後など)
- ・ドラ鐘と指笛。(その時々に応じて対応)
- 楽曲(戦前、戦後の変化)
- ・不明(同上)
課題
- 支援してもらいたいことや困っていること(今後の継承等課題等)
- 継承者不足
- コロナで影響を受けたこと
- 2020年~22年度まで、すべての自治会事業が中止となっている。旗スガシーと棒術も同様である。
記録
- 文献、映像記録、古老の記録、プログラムや式次第など
- ■その他 ・『北中城村歴史風致資産調査報告書‐祭祀‐』 ・『大城の今昔』 仲村栄春)


