調査票結果

年中行事名
■豊年祭(村踊り) 
市町村名
本部町
行政区
瀬底
小字名
島(シマー)
地元での呼び方
ヲゥードゥイ

武術的身体表現の形態

武術的身体操作・表現の形態
棒衆(ボウシンカ)と呼ばれ、ウチマン毛で潮巻き(スーマキ)を終えてから舞台で道ジュネーの踊りの次に棒の演舞が行われる。

時期・場所

行事が行われる期日(旧暦)
8月11日、8月13日、8月15日
上演の場所
神アサギのある遊び庭

行事の目的・由来・伝承

行事の目的・伝播の仕方 (どのように伝承されるようになったか。)
豊作に対する感謝と祈願、村人の健康と繁栄。 長老、先輩から受け継ぎ、島ンチュは皆協力しなければいけない。
武術的身体表現(「空手」「棒」等)にまつわる由来、伝承や民話、説話など
先輩から受け継ぐのであるが、だいたいは指導者の子供、孫、親戚に伝授する。

当該行事における意味

行事の中での演武(舞)の位置とその意味(戦前、戦後、復帰後の変化)
棒は道ジュネーの中で最大の見せ場である棒衆(ボウシンカ)約100名による潮巻き(スーマキ)が行われ、その後、舞台で50組程の演舞があり、中でも特に優れた若衆が5~6名一人棒の演舞がある。

組織・指導者・伝承方法

組織
豊年祭実行委員、棒部(部長、副部長)
組織の特化
■武術の部分は専門の師匠がいる
各組織の役割等(戦前、戦後、復帰後等の変化についても)
棒部:棒衆の人選、指導者へのあいさつ、一人棒、組棒の人選、稽古時間の決定等。
指導者の氏名(さかのぼるまで)
嘉数氏、仲宗根氏、渡久地氏、上間氏、仲田氏、大城氏、仲田氏、大城氏、大城氏、嘉数氏、島袋氏
出演者の状況・条件(年齢・性別/戦前・戦後・復帰後)
20歳から73歳(数歳)であったが、昭和58年から伝統芸能継承のため、中・高校生も参加するようになった。

稽古の仕方、期間

稽古のスケジュール(戦前、戦後、復帰後等の変化についても)
豊年祭実行委員会で稽古の初日を決定し、後は部長を中心に当日までに完成するように決定する。
稽古の場所(戦前、戦後、復帰後等の変化についても)
ウチマン毛(慰霊塔前広場)

演舞(武)構成

演武(舞)構成 (芸態)(現状を含む)
全員による潮巻きを終えてから、舞台で一人棒、組棒(2人)の演舞を行う。

衣装・道具

衣裳・道具の名称と着方
衣装は白いワイシャツ、白いズボン、キャハン(足に巻く)、地下足袋
衣裳・棒、他の用具の管理と時代の変化について(戦前、戦後、復帰後等の変化について)
衣装は個人で管理、ドラ、カネ、太鼓は区で管理
衣裳・棒、他の用具の修繕や製作、購入の方法(担当、方法、経費など)
修繕は特にない。棒の購入は個人。

音楽

楽器の内容と呼称、各楽器の演奏者数と時代の変化について(戦前、戦後、復帰後など)
ドラ=一人、カネ=一人、太鼓=一人
楽曲(戦前、戦後の変化)
特にないと思うが、棒の演舞に合わす。

課題

支援してもらいたいことや困っていること(今後の継承等課題等)
なし
コロナで影響を受けたこと
なし

記録

文献、映像記録、古老の記録、プログラムや式次第など
■文献 ■映像記録