調査票結果
- 地元での呼び方
- ・五穀豊穣を祈願する行事で、各拝所を巡拝した後に、字民が東西二組に分かれてガーエーをしながら公民館前の広場まで練り歩く。
・以前は字内で収穫された稲の藁を用いて字民によって綱が作られ、公民館の軒に一方の端を固定して綱を打っていた。
・綱打ちの作業は綱引き当日の早朝から始め、午後三時頃には完成した。現在は稲作が行われなくなったこともあり、綱はロープに変わった。
・綱引き自体も戦前までのように字民総出ではなく、主に子ども達が引き合うようになっている。
・高安には「勧農」「深耕」の日本の旗頭があるが、9月のガンゴーのみ用いられ、綱引きには出されないが、理由などは明らかではない。
武術的身体表現の形態
- 武術的身体操作・表現の形態
- ・余興として棒術を披露する
- 武術的身体操作・表現の分類
- ■その他( 詳細は不明 )
時期・場所
- 行事が行われる期日(旧暦)
- ・旧暦6月25日
- 上演の場所
- ・〈宜保殿内〉、〈波平〉の両元をはじめ各拝所を巡拝し、その場で棒術を披露する
行事の目的・由来・伝承
- 行事の目的・伝播の仕方 (どのように伝承されるようになったか。)
- ・綱引きの東・西の区分は、基本的に集落のほぼ中心を北東から南西にのびる公民館東側の道路であるメージブビラを境としているとも、血縁関係によるともいわれている。
- 武術的身体表現(「空手」「棒」等)にまつわる由来、伝承や民話、説話など
- ・不明
当該行事における意味
- 行事の中での演武(舞)の位置とその意味(戦前、戦後、復帰後の変化)
- ・不明
組織・指導者・伝承方法
- 組織
- ・綱引き行事に関わる諸準備は字の当役が行い、また当役は余興として棒術を披露する
- 各組織の役割等(戦前、戦後、復帰後等の変化についても)
- ・不明
- 指導者の氏名(さかのぼるまで)
- ・不明
- 出演者の状況・条件(年齢・性別/戦前・戦後・復帰後)
- ・区長、区長代理、役目が披露する
稽古の仕方、期間
- 稽古のスケジュール(戦前、戦後、復帰後等の変化についても)
- ・不明
- 稽古の場所(戦前、戦後、復帰後等の変化についても)
- ・綱引きの数日前から、公民館前広場で棒術の練習に励む
演舞(武)構成
- 演武(舞)構成 (芸態)(現状を含む)
- ・不明
- 集落以外での披露の有無
- ■その他(不明)
衣装・道具
- 衣裳・道具の名称と着方
- ・不明
- 衣裳・棒、他の用具の管理と時代の変化について(戦前、戦後、復帰後等の変化について)
- ・不明
- 衣裳・棒、他の用具の修繕や製作、購入の方法(担当、方法、経費など)
- ・不明
- 棒など用具の材質(戦前、戦後の変化)
- ・不明
音楽
- 楽器の内容と呼称、各楽器の演奏者数と時代の変化について(戦前、戦後、復帰後など)
- ・不明
- 楽曲(戦前、戦後の変化)
- ・不明
課題
- 支援してもらいたいことや困っていること(今後の継承等課題等)
- ・不明
- コロナで影響を受けたこと
- ・不明
記録
- 文献、映像記録、古老の記録、プログラムや式次第など
- ■文献
・『豊見城市史 第二巻 民俗編』(豊見城市史編集委員会編/平成20(2008)年3月)624-625p.p.
・『高安誌 上巻』(字高安誌編集委員会/平成11(1999)年8月)60p.


