調査票結果

年中行事名
■その他(イタシキバル)
市町村名
石垣市
行政区
大浜
小字名
大浜(おおはま)
地元での呼び方
イタシキバル獅子棒

武術的身体表現の形態

武術的身体操作・表現の形態
本来は武術であったと考えられる棒術
武術的身体操作・表現の分類
■型の演武(舞)がある ■対面での打ち合い等がある ■獅子に対峙しての武術がある

時期・場所

行事が行われる期日(旧暦)
旧盆の送り日の翌日に獅子舞と一緒に演じられる。
上演の場所
特に定められた場所はない。

行事の目的・由来・伝承

行事の目的・伝播の仕方 (どのように伝承されるようになったか。)
お盆に招かれなかった無縁仏や悪魔払いと、村を清める行事だと伝えられる。
中断・再興の時期とその理由
特になし。

当該行事における意味

行事の中での演武(舞)の位置とその意味(戦前、戦後、復帰後の変化)
旧盆翌日のイタシキバルや、新築施設、招かれた新築家、最近ではホテルや姉妹都市の稚内でのイベントにも出演した。また、東京郷友会に招かれ、明治神宮でも演武した。

組織・指導者・伝承方法

組織
大浜獅子棒保存会
組織の特化
武術の部分に特化した組織がある■武術の部分は専門の師匠がいる
各組織の役割等(戦前、戦後、復帰後等の変化についても)
1988年に獅子の保存会としてハッサン会が組織され、2000年に棒の保存継承の必要性から、ハッサン会に加わる形で獅子棒保存会が結成された。
指導者の氏名(さかのぼるまで)
東長田氏、米盛氏、當山氏
出演者の状況・条件(年齢・性別/戦前・戦後・復帰後)
大浜村出身又は在住者の36歳までの男性

稽古の仕方、期間

稽古のスケジュール(戦前、戦後、復帰後等の変化についても)
旧盆の1ヵ月前から練習が始まる。
稽古の場所(戦前、戦後、復帰後等の変化についても)
特に練習場所は決まっておらず、公民館か公民館の裏庭で練習する。

演舞(武)構成

演武(舞)構成 (芸態)(現状を含む)
ドラ、締め太鼓、フエ、獅子棒は、獅子の登場前に二人一組で演舞する。六尺棒を持った二人が会場内を一周し、向かい合って戦う。勝負はつかず、再度会場内を一周し、向かい合って演舞し、その後退場し獅子を会場内に招き入れる。
集落以外での披露の有無
■集落以外(市町村内)で演武(舞)したことがある ■公民館やホールなど(市町村外)で演武(舞)したことがある

衣装・道具

衣裳・道具の名称と着方
上下白の衣装にテゴ・キャハン、フクダの被り物を頭に被る。履物はワラジ
衣裳・棒、他の用具の管理と時代の変化について(戦前、戦後、復帰後等の変化について)
公民館で保管している。
衣裳・棒、他の用具の修繕や製作、購入の方法(担当、方法、経費など)
公民館か獅子棒保存会。
棒など用具の材質(戦前、戦後の変化)
変化はない。

音楽

楽器の内容と呼称、各楽器の演奏者数と時代の変化について(戦前、戦後、復帰後など)
ドラ1名、太鼓数十名、フエ数十名
楽曲(戦前、戦後の変化)
該当なし。

課題

支援してもらいたいことや困っていること(今後の継承等課題等)
道具・衣装の修繕や新調の際に補助金があれば非常に助かる。
コロナで影響を受けたこと
中止、縮小開催となった。

記録

文献、映像記録、古老の記録、プログラムや式次第など
■映像記録 ■プログラムや式次第