地元での呼び方

棒

武術的身体表現の形態

武術的身体操作・表現の形態

本来は武術であったと考えられる棒術

武術的身体操作・表現の分類

■型の演武（舞）がある ■対面での打ち合い等がある

時期・場所

行事が行われる期日（旧暦）

特に定められた期日はない。優良農家を表彰する式典のアトラクションとして演じられる。

上演の場所

特に定められた場所はない。

行事の目的・由来・伝承

行事の目的・伝播の仕方 （どのように伝承されるようになったか。）

不明

中断・再興の時期とその理由

特になし。

当該行事における意味

行事の中での演武（舞）の位置とその意味（戦前、戦後、復帰後の変化）

これまでに、大浜小学校創立100周年記念式典での演舞がある。

組織・指導者・伝承方法

組織

大浜獅子棒保存会

組織の特化

■武術の部分に特化した組織がある

各組織の役割等（戦前、戦後、復帰後等の変化についても）

1988年に獅子の保存会としてハッサン会が組織され、2000年に棒の保存継承の必要性から、ハッサン会に加わる形で獅子棒保存会が結成された。 獅子棒保存会結成前は、前回演舞者が後輩の指導に当たっていた。

指導者の氏名（さかのぼるまで）

大浜氏、仲本氏、前津氏

出演者の状況・条件（年齢・性別/戦前・戦後・復帰後）

特になし。

稽古の仕方、期間

稽古のスケジュール（戦前、戦後、復帰後等の変化についても）

共進会の1ヵ月前頃から練習が始まる。

稽古の場所（戦前、戦後、復帰後等の変化についても）

特に練習場所は決まっておらず、公民館か公民館の裏庭で練習する。

演舞（武）構成

演武（舞）構成 （芸態）（現状を含む）

13手あり、最初にはな棒、最後にウータツを演じることは決まっているが、それ以外の順番は師匠が演舞者や会場によって決めている。初めに師匠が会場に塩をまき会場を清める。会場中央にドラ、ボラ、師匠の三人が並び、ドラに合わせて会場を大周りに打ち手が入場し、演舞者が会場で円を描く。正面で一組ずつ演舞する。演舞が終了するとドラに合わせて移動し、正面にきた組が演舞する。13手打ち終わると、打ち手が会場の対極に並び会場中央に両者が歩み寄り、中央で演舞する。演舞終了後、再度対極に並びドラの合図で「エイッエイッ」という掛け声とドラに合わせて小走りでスーマキを行う。スーマキが終わると、再度会場いっぱいに打ち手が円を描き、それぞれがその場で一斉に演舞するムルウチを行う。

集落以外での披露の有無

■集落のみでしか演武（舞）したことがない

衣装・道具

衣裳・道具の名称と着方

楽器はドラ、ボラを使用。道具は槍・薙刀・三尺棒・六尺棒・三尺刀・鎌・鉄笠・サイ上下白の衣装にテゴ、キャハン、フンズキン、タスキオビ、ケサ、ツノマタを着用。履物はワラジ

衣裳・棒、他の用具の管理と時代の変化について（戦前、戦後、復帰後等の変化について）

公民館

衣裳・棒、他の用具の修繕や製作、購入の方法（担当、方法、経費など）

公民館か獅子棒保存会

棒など用具の材質（戦前、戦後の変化）

衣装は、大正3年以前は黒地の衣装だったが、大正3年の赤下橋の落成式から白地になったと村誌に記載されている。

音楽

楽器の内容と呼称、各楽器の演奏者数と時代の変化について（戦前、戦後、復帰後など）

該当なし。

楽曲（戦前、戦後の変化）

該当なし。

課題

支援してもらいたいことや困っていること（今後の継承等課題等）

道具・衣装の修繕や新調の際に補助金があれば非常に助かる。

コロナで影響を受けたこと

中止・縮小開催となった。

記録

文献、映像記録、古老の記録、プログラムや式次第など

■文献 ■映像記録 ■プログラムや式次第