調査票結果
- 地元での呼び方
- 豊年祭⇒プール
武術的身体表現の形態
- 武術的身体操作・表現の形態
- 豊年祭⇒棒術(2人棒)、ナギナタ、太鼓、剣(2人) つり棒、かさ棒、六尺棒、尺棒
- 武術的身体操作・表現の分類
- ■型の演武がある ■対面での打ち合い等がある
時期・場所
- 行事が行われる期日(旧暦)
- 豊年祭のナカビ⇒旧暦の6月(新暦7月後半)
- 上演の場所
- 桟敷(ナカビの最後にハーリーがあり、ハーリーと一緒に実施
行事の目的・由来・伝承
- 行事の目的・伝播の仕方 (どのように伝承されるようになったか。)
- 目的:無病息災、収穫祈願、ミルク神への奉納(奉納演武) 奉納演武は西と東でやり方が異なる。奇数年と偶数年でどちらが奉納演武を実施するか決まっているが、型は崩れつつある。 正式な文献や映像が残っていないため(個人保管のもの)、伝承はすべて個人単位で口伝ベース いつからスタートしたのか、ルーツ不明。ルーツがわかったら教えてほしい。
- 中断・再興の時期とその理由
- コロナによる3年間の中断あり。2023年より再開。
組織・指導者・伝承方法
- 組織
- 西(イリ)、東(アガリ)各公民館
- 各組織の役割等(戦前、戦後、復帰後等の変化についても)
- 公民館の館長・役員にて保存・運営を実施(人手不足) 継承については、那覇の郷友会にも協力をしていただいて、島内外で継承するようにしている
- 出演者の状況・条件(年齢・性別/戦前・戦後・復帰後)
- 女性がやってはいけないという決まりはないが、男性のみが実施。男性がやるもの、という固定概念があるかもしれない 剣:小学生男子、振り棒:中学生~一般男性
稽古の仕方、期間
- 稽古のスケジュール(戦前、戦後、復帰後等の変化についても)
- 鳩間島在住の人だけでは行事を運営できないため、石垣郷友会に全面的に協力していただいている。 石垣で各自が練習をして、行事の2~3日前に鳩間に集合して合同練習を実施。 演武については、演武ごとに担当分けしており、担当ごとに練習。
- 稽古の場所(戦前、戦後、復帰後等の変化についても)
- 公民館
演舞(武)構成
- 演武(舞)構成 (芸態)(現状を含む)
- 剣(小学生)→ナギナタ・太鼓→振り棒・鎌棒・さく棒→カサ・ナギナタ→剣・棒
- 集落以外での披露の有無
- ■集落のみでしか演武したことがない
衣装・道具
- 衣裳・道具の名称と着方
- 衣装に名前はついていない それぞれの役が着るものは決まっている。
- 衣裳・棒、他の用具の管理と時代の変化について(戦前、戦後、復帰後等の変化について)
- すべて公民館で保管
- 衣裳・棒、他の用具の修繕や製作、購入の方法(担当、方法、経費など)
- 公民館予算や寄附を募るなどして予算を捻出している。 修繕については、基本的にすべて自分たちで実施
音楽
- 楽器の内容と呼称、各楽器の演奏者数と時代の変化について(戦前、戦後、復帰後など)
- 太鼓・笛がある。昔から変化はない。 演奏者の人数に決まりはない。
- 楽曲(戦前、戦後の変化)
- 楽曲は昔から決まっていて、毎年の練習の時に引き継がれてきている。変化はない。 家ごとに役割があることも多く、楽器の奏者は親から子に引き継がれることが多い。 外からの人に引き継がないわけではないが、あまり見られない。
課題
- 支援してもらいたいことや困っていること(今後の継承等課題等)
- 行事に係る人やお金が不足している。ほとんが島外に住んでいる(郷友会など)ので行事の度に帰ってくるのが大変。 行事の中でも使用するハーリー船の修繕や新調。 祭り全体を執り行うこと自体が難しくなってきている(継承や人手) 衣装も公民館で管理し、すべて自分たちで修繕しているが、
- コロナで影響を受けたこと
- コロナによる3年間の中断あり。2023年より再開。
記録
- 文献、映像記録、古老の記録、プログラムや式次第など
- ■文献 ■映像記録(個人保存)


